レポート(Android Enterprise)

レポート(Android Enterprise)


デバイスの状態、プロファイルやポリシーの適用状況などをレポートとして出力します。

レポートは都度出力のほかに、メールアドレスにスケジュールした日時に送信できます。


①プロファイルの適用状況の出力例

②レポート一覧

③スケジュール設定


①プロファイルの適用状況の出力例

レポートは管理コンソールにログイン後、画面左上のから[レポート]をクリックします。

画面左上で[ファミリ:]-[Android]クリックし、左ペインから[プロファイルレポート]-[Profiles Status]をクリックします。

[今すぐ生成]をクリックします。


[レポートを生成]ウィンドウで以下を入力します。

プロファイル名の入力

該当のプロファイルを選択します。

ステータスを選択してください

以下から選択します

すべて、不明、インストールの保留中、インストールに失敗しました、インストール済み、部分インストール、削除の保留中、削除に失敗しました、未インストール

レポートのフォーマット

以下から選択します

・Adobe Portable Document Format (.pdf)

・Excel (.xls)

・コンマ区切り値 (.csv)

・プレーンテキスト (.txt)


入力が完了したら[作成]をクリックします。


[レポート作成キュー]の画面で現在生成中のレポート一覧が表示されます。

更新アイコンをクリックし、レポートの作成が完了していれば[ダウンロード]が可能となります。

出力結果は以下です。


作成後のレポートはレポート一覧画面の[レポートキュー]より24時間以内であればいつでもダウンロード可能となります。


②レポート一覧

※出力した英語表記のレポートは日本語にできません。

レポート 

SOTI Hubレポート

SOTI Hubからダウンロードしたファイルに関してレポートします。

カスタムレポート ※カスタムレポートの作成は有償となります

Device Tree With Last Disconnect Time

デバイスの最終接続日時をレポートします。

パッケージ報告

Package Deployment Report

指定したパッケージ名とインストールステータスをレポートします。

プロファイル レポート

Profile Status

指定したプロファイル名とステータスをレポートします。

ルールレポート

Alert Name

指定した期間のアラートポリシーの履歴をレポートします。

Application Compliance

アプリポリシーで必須に設定したプリポリシー名とアプリをレポートします。

Application Compliance Install

[Application Compliance]に加え、割り当てられたデバイスの一覧をレポートします。

Application Policy

アプリ毎のポリシーをレポートします。

(例) Google Chromeであれば以下のポリシー

Fast, simple, and secure. Google Chrome browser for Android phones and tablets.

Content Library Rules

コンテンツライブラリーをレポートします。

Installed Application Policy

アプリポリシーのポリシー毎に設定したアプリとインストールデバイス数のカウントをレポートします。

管理サーバ・レポート

Deployment Server Activity

[システムヘルス]-[システム概要]-[デプロイメントサーバー]-[すべてのログを表示]のイベントログをレポートします。

[生成元]はレポートできず、[端末]もすべてをレポートできません。


<[サーバー]-[デプロイメントサーバー]のイベントログ>


<レポート>


端末レポート(グループ・ビュー)

Application Data Usage

SIM通信で使用したアプリのデータ容量をレポートします。


<Google Chromeを指定する場合>

[アプリ名を入力]は端末詳細のアプリを確認します。


<レポート>

Device Information (Graph)

どのグループにデバイスが何パーセント属しているかなどをグラフでレポートします。

2バイト文字は文字化けしますので、PDFで出力してください。

Roaming

ローミング中のデバイスをレポートします。

Security Compliance

全デバイスの脱獄、Exchangeブロックのステータスをレポートします。

Terms and Conditions by Group

利用規約のステータスとMobiControlエージェントバージョンをレポートします。

Terms and Conditions by Rule

[Terms and Conditions by Group]と差異はありません。

端末レポート(ツリー・ビュー)

Connectivity Information

期間を指定した、全端末、指定したグループのデバイスのMobiControlサーバーと接続/切断した時間をレポートします。

Device Tree With Config Information

全端末、指定したグループのプロファイル適用状況をレポートします。

パッケージなどのプロファイルは表示しません。

Device Tree With Device Count

グループに所属するデバイス数のカウントをレポートします。

Device Tree With Virtual Group Count

仮想グループに所属するデバイス数のカウントをレポートします。

Enrollment Information

グループに登録されているデバイス名をレポートします。

Location Device Licenses

[Enrollment Information]と差異はありません。

LockDown Information

適用されているランチャーのhtmlをレポートします。

Log Information

端末詳細のイベントログを時系列は以下のように異なりますがレポートします。

全端末やグループの選択、ログの種類を選択できます。









<端末詳細のイベントログ>


<レポート>

Phone Number

SIMを認識している場合の電話番号、IMEIなどをレポートします。

端末レポート(フラット・ビュー)

Agent Version

MobiControlエージェントバージョンの棒グラフの割合と一覧をレポートします。

Battery Status

バッテリーの残量をグラフでレポートします。

Battery Status and Storage

バッテリー残量とストレージの空き容量、エージェントバージョン、最終アクセス時のIPアドレスをレポートします。


Battery Status Graphs Report

バッテリーの残量をグラフでレポートします。

[ポリシー]-[データの収集]に[バッテリーパーセント]を設定する必要があります。

Battery, Memory, Storage Collected Data

[ポリシー]-[データの収集]に[バッテリーパーセント]、[書き込み可能なメモリ容量]、[書き込み可能な内部ストレージ]を設定する必要があります。

Call Log Data Collection

コールデータをレポートします。

※通信キャリアのデータを参照いただけますようお願いします。


Cellular Signal Strength Data Collection

SIM通信の電波強度をレポートします。

[ポリシー]-[データの収集]に[携帯電波強度]を設定する必要があります。

Content Delivered By Devices

配信しているコンテンツライブラリーのファイル名、バージョン、ステータス、ポリシーネームをレポートします。

Content Delivered By Rule

配信しているコンテンツライブラリーのデバイス名、ファイル名、バージョン、ステータスをレポートします。

Custom Data Collection

設定した監視データを収集できたデバイスのリストをレポートします。

Device Activity

デバイスのアクティビティをレポートします。

※端末詳細のイベントログと異なり、管理コンソールからの指示は含まれません。


<イベントログ>


<レポート>


Device Connectivity Activity

MobiControl エージェントが接続され、デバイスがオンラインとなった時間をレポートします。

オンライン時間が59秒以内の端末は0Minsとして計上されます。

また、日をまたいだ場合は、正確な時間が表示されないことがあります。

Device Information

デバイスの情報をレポートします。

Device Information with Custom Data Report (Column)

設定した監視データをレポートします。

Device with Certificate Expiry Date

証明書失効の期限を任意で設定しレポートします。

Devices Certificates

デバイスの証明書にステータス(インストール済みや削除など)を選択してレポートします。

Email Access status

Exchangeにアクセスした履歴をレポートします。

Installed Applications (Detailed)

インストールされているアプリの詳細をレポートします。


Installed Applications Count

インストールされているアプリのカウントをレポートします。

Installed Applications With Name And Version

指定したアプリのリストをレポートします


<Google Chromeをすべてのバージョンで指定した例>


<レポート>


Location Collected Data

ロケーションを収集したデバイスをレポートします。

Manual Device Relocations

指定した期間にグループを変更した履歴をレポートします。

MDM Client Certificate Status

※機能しません。

Notes

デバイスやグループに割り当てたメモをレポートします。

OS Version

OSバージョンを円グラフとカウント数でレポートします。

[詳細設定の非表示]を選択した場合は、カウント数はレポートされません


Out of Contact

指定した日数以上MobiControlサーバーに接続していないデバイスをレポートします。


<すべてのデバイスで10日以上接続していないデバイスをレポートする設定例>

<レポート>

Samsung Platform-Signed Agents

Samsungデバイスの一覧を表示します。

Shared Device User

共用デバイスユーザーをレポートします。

Shared Device User Terms and Conditions

共用デバイスユーザーの状態をレポートします。

Storage Status

デバイスの空き容量を棒グラフでレポートします。

Technician Notes

設定したメモの一覧をレポートします。


Telecom Call Log Data Collection

SIMを用いた通話履歴をレポートします。


※通信事業者や端末によっては、正確な値が取得できない可能性があります。

※[ポリシー]-[通信管理費]のポリシーを適用する必要があります。

 

<設定例>


Telecom Data Usage Data Collection

SIMを用いたデータ通信をレポートします。


※通信事業者や端末によっては、正確な値が取得できない可能性があります。

※Telecom Call Log Data Collectionと同様にポリシーを適用する必要があります。


Total Connection Time

MobiControl エージェントが接続され、デバイスがオンラインとなった時間をレポートします。

オンライン時間が59秒以内の端末は0Minsとして計上されます。

また、日をまたいだ場合は、正確な時間が表示されないことがあります。

内部的に取得するデータはことなりますが、[Device Connectivity Activity]と同一のレポートです。

③スケジュール設定

[①プロファイルの適用状況の出力例]を例として、スケジュール設定を行います。

事前にEメールアドレスの設定が必須となります。


(a)Eメール設定

管理コンソールにログイン後、画面左上のから[グローバル設定]をクリックします。

左ペインの[サービス]-[SMTP]を選択、画面右の[+]をクリックします。


以下の項目を入力します。詳細についてはメールサーバー側をご確認ください。

入力後は[テスト接続]クリックにて正常動作をご確認ください。

項目

設定値

接続詳細設定

接続名

管理コンソール上に表示される接続名を入力します

サーバアドレス

サーバードレスとポート番号を入力します

SSLを使用

SSLを使用する場合にトグルをONにします

端末認証方式

任意の認証タイプを選択します

ユーザ名

メールアドレスを入力します

パスワード

メールアドレスのパスワードを入力します

ファイルサイズの上限

SMTPサーバーのファイルサイズの上限を指定します。添付ファイルのサイズがこの値を超えた場合、通知が送られます

送信者の詳細設定

送信者メールアドレス

送信者メールアドレスを入力します

上記のユーザー名と同じで構いません

差出人名

差出人に表示される名前を入力します

受信者リスト

宛先

メール通知する宛先を入力します

アラート通知フィルタ

時差の時間帯

トグルをONにすると、別の地域のタイムゾーンが選択できます

通知フィルタ

通知する時間帯を設定できます

<テスト接続画面>


(b)スケジュール・レポート出力の設定

管理コンソールにログイン後、画面左上のから[レポート]をクリックします。

画面左上で[ファミリ:]-[Android]クリックし、左ペインから[プロファイルレポート]-[Profiles Status]をクリックします。


必須項目を入力後に[新しいスケジュール]をクリックします。

[一般]タブで以下を入力後、[NEXT]をクリックします。

項目

設定値

詳細

名前

スケジュールレポートの名前を入力します。

パラメータ

プロファイル名の入力

レポートしたいプロファイル名を選択します。

ステータスを選択してください

以下から選択します。


すべて、不明、インストールの保留中、インストールに失敗しました、インストール済み、部分インストール、削除の保留中、削除に失敗しました、未インストール

レポートのフォーマット

以下から選択します

・Adobe Portable Document Format (.pdf)

・Excel (.xls)

・コンマ区切り値 (.csv)

・プレーンテキスト (.txt)



[EMAIL]タブにて以下を入力後、[NEXT]をクリックします。

項目

設定値

詳細

From

使用するSMTPサーバの情報を選択します。

アクセス順位

重要度を選択します。(「低速」「標準」「高速」の選択肢ですが、修正予定です)

から

あて先を入力します。(「から」の表記ですが、修正予定です)


件名

メール件名を入力します。

電子メールの本文

メール本文を入力します。

※複数の宛先に送信する場合は、(,)カンマ、もしくは(;)セミコロンで区切ります。


[スケジュール]タブにて以下を入力後、[NEXT]をクリックします。



項目

設定値

毎回

レポートを送信する周期を指定します。

(週毎/月毎/年毎)

「週」で表示される項目

日前

送信する曜日を指定します。

開始時間

送信する時間を指定します。

「月」で表示される項目

日付

毎月何日に送信するか指定します。(例:毎月15日)

毎日

第何曜日に送信するか指定します。(例:第一月曜日)

開始時間

送信する時間を指定します。

「毎年」で表示される項目

日付

何月何日に送信するか指定します。(例:毎年1月15日)

毎日    

何月の第何曜日に送信するか指定します。(例:12月第一月曜日)

開始時間

送信する時間を指定します。

詳細設定

適用開始日時

このスケジュールを開始する日を指定します。

アクティブ化した時刻

このスケジュールを開始する時間を指定します。

アクティブ化解除の設定

このスケジュールを無効化する設定を有効化します。

繰り返しの終了

「特定の日時」か「合計発生回数」を選択します

適用終了日時

「特定の日時」の場合、このスケジュールを無効化する日を指定します。

非アクティブ化の時刻

「特定の日時」の場合、このスケジュールを無効化する時間を指定します。

発生

「合計発生回数」の場合、何回のレポートで無効化するか指定します。


(c)スケジュールレポートの編集/削除など

[定期レポート]内のレポート名をクリックし、編集することも可能です。


項目

説明

複製

レポートを複製します。

編集

レポートを編集します

ダウンロード

レポートをダウンロードします。

レポートを送る

レポートをすぐに送ります。

暫定停止

スケジュールを停止します。

Wmm適用

スケジュールを再開します。

削除

スケジュールを削除します。



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